ChatGPTの新たな応用先が登場!LLMマルチエージェントは何ができるのか

こんにちは、AI製品開発グループの太田です。
この記事では巨大言語モデルに基づくマルチエージェント技術についてポイントを押さえて解説します。
近年、人工知能(AI)の進化は目覚ましいものであり、その中でも巨大言語モデル(Large Language Models、LLM)はIT分野のみならず多くの実際の事例で注目を浴びています。 なかでもChatGPTは、その優れた自然言語処理能力により、様々な応用分野で高い評価を受けているツールの1つです。 本記事では、ChatGPTを基にした新たな応用技術である「LLMマルチエージェント」に焦点を当て、その可能性や機能についてご紹介いたします。
AIエージェントについては以下の記事でも解説をしています。
LLMエージェントとは?
まず初めに、「LLMエージェント」について簡単に説明します。 LLMエージェントは、巨大言語モデルをベースに構築されたAIエージェントです。 自然言語による対話を通じてユーザーの意図を理解し、自律的にタスクを整理・実行します。ユーザーからの指示に基づき情報を収集し、その内容を自律的に確認しながらタスクを進めることが可能です。ChatGPTはその代表的な例であり、様々なタスクに適用可能な柔軟性を持っています。
2023年11月にはOpenAI社がAssistants APIを提供しました。 Assistants APIの登場により、ChatGPTのような巨大言語モデルに自らタスクの解決策を考えさせ、実行と計画修正までできる自律型LLMエージェントとして利用することが可能になりました。
(2025年3月にはOpenAI社からResponses APIの発表があり、より簡単にエージェントの操作を実現する環境の作成や設定が可能になりました。)
こういった自律型LLMエージェントを用いて何を目指すのか。 そのひとつにLLMマルチエージェントの実現があると考えています。
LLMマルチエージェントとは?
では、本題の「LLMマルチエージェント」とは何でしょうか? これは、複数のLLMエージェントが連携し、協力してタスクを達成するための技術です。 これまでのLLMエージェントは単独で動作しますが、マルチエージェントは複数のエージェントが情報共有や連携を行う点に違いがあり、より高度なタスクをこなすことができます。
LLMマルチエージェントは、さまざまな分野での適用が期待されています。 有名なのはソフトウェア開発の自動化です。他にもシミュレーション分野では、商品を推薦されるユーザーの振る舞い再現や、エージェントによるロールプレイングなど様々な応用先が考えられています。
LLMマルチエージェントは、複雑なタスクをより効率的に処理し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることが可能となります。
LLMマルチエージェント界隈を俯瞰しませんか?
私が今回、LLMマルチエージェントに関する論文を調査し、まとめた資料は以下になります。 論文の中で議論される応用例や活用のユースケースなどを紹介しています。 興味を持った方や導入にあたりお困りの方は、ぜひご覧ください。
speakerdeck.com
まとめ
本記事では、LLMエージェントおよびLLMマルチエージェント技術について紹介しました。 LLMマルチエージェントは、RAGアルゴリズムより発展的ではあるものの、ChatGPTを用いた応用でもインパクトのある技術です。
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筆者
AI製品開発グループ
太田

